音楽とは楽しいもの、ノリノリなもの、それを地で行くような大阪出身の女性ボーカルのメロコア・バンド DIZZY SUNFIST だ。
インタビューでも「とりあえず再生後1秒でテンションの上がる1枚」という言葉が出ているとおり、抜群に勢いのあるハッピーになれる曲をやってくれる。
まだ2枚のミニアルバムしかリリースしていないみたいだが、ホームページを見る限り、精力的に全国を回っているみたいだ。
去年(2014年)は、京都大作戦やフジロックフェスティバルといった大きいイベントにも出演していたらしい。
フライヤーで見た記憶では昨年いっぱいで 2nd ミニアルバム "Super Delicious" のリリース・ツアーを終えているはずだが、毎月、東京だけでなく、広島、名古屋等、決定しているライブが何本もある。
この DIZZY SUNFIST,あれもこれもに手を出さず「自分たちはこうやる」というものを持っているように感じられて、実に潔い、良いバンドだと思う。
カッコいいパーツをとにかくたくさん、めちゃくちゃに詰めて、結局は何がやりたいのか解らなくなっているバンドが結構いるように思うし、それこそセンスが問われる部分で、実に難しいところなのだろう。
演奏が多少粗くても、やりたいことのハッキリしているバンドの方が聴いていて気持ちが良いものだと、個人的には思う。なので、このバンドはライブもすごく楽しいのだろうと感じる。
男性の方が多いロックシーンにおいてこういうバンドは貴重だと感じる。
万が一、仮に。 男性が既にやっていることをただやり直しているだけだったとしても、女性では感覚も違うし、声質が違う分、十二分に印象の違う曲ができあがる。
それだけで格好良さが増したりもする、そんな風に思う。
どうして、こう応援したいバンドが増えていくのだろう。