メタル、音楽、日々のこと。

なんとか生きている人と音楽

鬱から完全復帰すべく、頭と気持ちの整理の為にも色々書いてたりします。あと時々音楽の話。

デスボイスだけじゃないデスメタル - Scar Symmetry

スウェーデンを始めとする北欧はメタル大国である。

隣国のノルウェーフィンランドもそう。

デンマークは大国とまではいかないが、良いバンドはいるし、 その下のドイツまで行けば、またメタル大国だ。(北欧ではないけど)

何故に北欧がメタル大国なのかといえば、 一説によると、 「メタルのエモーショナルな暗さが北欧の長く寒い冬と共通している」 とのこと。

別の説によると 「土着的に昔からあるバイキングやベルセルク伝説の勇壮さがメタルと呼応している故」 とのこと。

暗いとは聞こえがいいとは言えないが、どちらも間違っていないように感じる。

今回はそんなスウェーデンメロディック・デス・メタルメロデス)、

SCAR SYMMETRY について記すことにする。

メロデスの特徴として、バリバリに格好いいギター・フレーズ(リフ)がある。

これはメロデス以外のメタルと比べても顕著な特徴で、メロデスの人気の所以だ。

キラキラメロデスなる言葉も存在するほど、

日本人にも愛されている音楽なのである(?)

それに、曲によってはシンフォニックな要素だったり、 ピアノの繊細な音色が出てきたりすることで、 どの対比によって激しさを生み出していたりもする。

昔は、格好いいイントロが始まって「素晴らしい曲だー!!」と感動していても、 歌い始まったら「デスメタルなのか・・・むかっ」と散々ガッカリした記憶もアル。

余談はさておき、SCAR SYMMETRY も、そんなメロデスの代表的なバンドの1つ。

今でこそ珍しくも何ともないが、デスボイス(グロウル)と クリーンなボーカルが、交互に出てくるスタイルをとる等、 何よりも(?)メロディアスなことを重んじているデスメタルをやっている。 (このスタイルは SOILWORK というバンドが創り上げたと言われている。)

これを 2ndアルバム "Pitch Black Progress" では クリスチャン・アルベスタムが1人でやっていた。

このクリスチャンの声ではデスボイスをやらなくても十分にやっていける、 と思えるほどに、実にいいボーカルだった。

 

過去形が示すとおり、4th "Dark Matter Dimention" からは、クリスチャンが脱退し、 あんなに素晴らしいボーカルが他にもいるのか?と心配もしたが、 ボーカル2人体制になり、今まで以上にクリーンとデスの絡みが複雑になり、 よりスリリングな進化した曲が満載のアルバムとなっている。 去年もアルバムが出ており、今年は EPICA , ELUVEITIE と共にヨーロッパを回るみたいだ。 こんな面子を一度に見れるなんて、ヨーロッパは贅沢で羨ましい限りだ。

こんなツアー以外にもメタル・フェスもたくさんあるのがヨーロッパ。

なんということでしょう。

 

シンギュラリティ-フェーズI:ネオヒューマニティ

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Pitch Black Progress

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