ロックと言えば、ギター、ベース、ドラムだけで構成されている音楽と思うこともあるがあらゆる楽器を使う音楽だったりもする。
メタルも様々な楽器、民族楽器とすら相性のいい音楽だが、 パンクも負けじと様々な楽器との相性はいい。
2000年代に入ってデビューしたアメリカはフロリダ出身の YELLOWCARD も、 そんなポップ・パンクのバンドでメンバーの1人がヴァイオリンを弾く。
2003年発のメジャー・デビュー・アルバム "Ocean Avenue" は名盤で高校の時には超お世話になった。
パンクの醍醐味の1つは聴いていてスカッとすることだと思うのだが、疾走感あふれるパンク・ロックな曲から、軽快なアコースティックの曲までヴァイオリンの音色に彩られていて実に軽快に聴かせてくれる。(ちなみに、この "Ocean Avenue" は中古で安く買えると思われる)
そこが数多くいるポップ・パンクのバンドの中でも YELLOWCARD の存在を際立たせる。
その後、メジャーに移籍した影響からなのか疾走感の薄れた時もあったが、3rd "Paper Wall" では 1stバリの軽快さ、そして演奏面、作曲面などのレベルアップしたアルバムとなった。
そんなバンドは、いったん活動を休止していて、今後がどうなるのか心配もしたが 2010年に活動を再開、変わらずにポップ・パンク路線を貫いている。
余談だが、アマゾンのレビューの限りでは去年2014年に出ている最新盤はあまり評判がよろしくないらしい。
さて、ここまでは YELLOWCARD について記してきたが、 日本にも同じヴァイオリン・パンクの BIGMAMA がいる。
日本人的な繊細さを持っているし、PVを見ている限りでは順調にレベルアップしてきているように感じる有望なバンドだと思う。
アルバムを聴けてないので詳しくは記せないのだが、日本的な音(声)がいいか、海外的な音がいいかで聞き分けてみても面白いかもしれない。