メタル、音楽、日々のこと。

なんとか生きている人と音楽

鬱から完全復帰すべく、頭と気持ちの整理の為にも色々書いてたりします。あと時々音楽の話。

【鬱9】鬱で体が動かなかった時の話。

 

今回は具合が1番悪い時のことを記してみます。

わりと元気な時に読んでみると、

自分でも本当にアホみたいな話に感じます…苦笑

 

 

 

この3〜4年は具合が悪くなっては休み、

多少回復したら働き、

また具合が悪くなっては仕事を辞め…

ということを何回も繰り返してました。

 

 

自分の場合、具合悪くなるというのは

目まい、と

体が重く感じたり動かなくなる、

主にこの2つでした。

 

信じてもらえそうにない気もしますが、

文字通り、本当に体が動かないんです。

自分でも訳が分からないくらいに笑

 

通常ならば、軽く体に力を入れれば上半身を起こせて、手をついて、布団から出る、といったような一連の流れがあるかと思います。

 

わざわざ意識しなくてもできますよね?

 

そんな当たり前のことなのに、

昨日までは出来てたことなのに、

できないんです苦笑

 

自分の思ってることとは裏腹にどう頑張っても体に力が伝わらない、体と自分の意思が別々に

なったような感覚でした。

車で言うと、ギアをニュートラルに入れてる感じに近い気がします。

どんだけ力を入れても意味がない感じなんです笑 

 

 

そうして、朝から体が動かないときは、

例えば・・・

最初は首しか動かない。

手先は動かせるようになった。

腕は全部、動くようになった。

 

といったような感じで、毎日その日のうちに少しずつは回復しました。

こんなの金縛りか!?って思いますよね?

自分も何度も思いました。

 

 

また変な話ですが、1番動けるようになるチャンスだったのはトイレが近くなった時でした。

ガマンができなくなってくると体が尿意に支配されたようになり、とにかく「トイレに行かないと!!!!」ということしか頭に無くなりますよね。

通常は支配というと大げさだと思いますが、体調のヤバい時には、そんな風に感じました。

体が重いのは無くなりませんが、とりあえずは立てるようにはなります。

そして、こんなに頑張ることが年に何度あるだろうか?というくらい頑張ってトイレに行きました。

さすがに1日中トイレに行かないわけには行かないですから笑

 

とはいえ、具合の悪い時は何故かトイレにあまり行きたくならなかったので、大抵は目が覚めてから起き上がるまでに2,3時間とか数時間かかっていました。

 

本当にアホみたいな話です…笑

 

 

 

その体の動かない数時間は何か手を打たないと、止めどないネガティブの連鎖が始まってしまいます。

マジでペローナのネガティヴホロウを食らった麦わらの一味みたいな感じになるんです。

もしくはそれ以上かも…

 

なので、聴いて楽しいと感じられなくても音楽を流したり、動画を流したりしてました。

ネガティブに意識をもっていかれないようにしないとダメでした。

 

なのでネット、スマホは本当に有難かった。

 

・・・

 

いや、

それでもダメなことが多かったです。

強がりました。

 

 

鬱と診断されてても、

自分の場合は、実は違うんじゃないか?

怠け癖とか、頭悪いだけなんじゃないか?

等々思って疑心暗鬼でした。

 

 

 

ここで頭をよぎるネガティブは完全なる妄想ではないのが、タチが悪い。

根も葉も「ある」ことなんです。

例えば怠け癖。

自分の場合、高校に行くのがものすごく(という以上に)億劫で、毎日、朝起きるのが嫌だったのですが、その時と似ている気がしてしまった。

一旦起きて家を出るところまでは行くのですが、親が仕事に行ったタイミングを見計らって家に帰ってきてました。

そして放課後、部活には出るという笑

サッカーをやっていたので、走り込みみたいな体を動かすキツさに対してはある程度の根性はあったようですが、嫌だったことはやらなかったところがある訳です。

そんな感じで出席日数が足りるかどうか、ものすごく必死に計算して休んだり、遅刻したりしてました笑

 

鬱になった時は、仕事に行きたくなかった訳ではないです。

 

 

1度、文字通りに職場に引きずって行ってもらったことがあります。

その日、使い物にならなかったのは言うまでもありませんが、回復が速かった気がしました。

気のせいだったのかもしれませんが。

 

多少回復しても、すぐにまた具合が悪くなり、

無理やりにでも動けない自分が弱いのか?

単に自分がクソなだけなのか??

という気になってしまいました。

 

 

こんな感じに現状を正しく把握できないので、やっぱりネガティブ・ループからは抜け出せません。

そこで大切だったのは、周りの人の助け。

特に鬱の経験のある人、理解のある人の助けはありがたかった。

特別、何かしてくれた訳ではないですけど、否定しないでいてくれました。

待っていてくれました。 

 

いや、

ちゃんと何かしてくれてたんだろうと思います。

自分が見ていないだけで。

 

自分と同じ話をする人がいた時は、だいぶ救われた感じがしました。

 

 

ここまではできるだけ笑い話になるように記してしましたが、更にひとつぶっちゃけます。

こんなに有難い事に対して、ちゃんとした感謝の気持ちがありません。

 

その理由は

来年の今頃には自分は仕事してるのか?

極端な話、生きてるのか?

といったことにどうしても意識が行ってしまうから。

 

そんな風に考えてしまう自分がいるから、ちゃんと感謝しないといけないと思う自分もいて、心の底からの感謝からはどんどん遠ざかっている気がしてしまいます。

 

やっぱりこれもアホみたいな話ですね…。

 

とりあえず今は目の前の仕事をやるしかないと思っているだけなので、直ぐに具合悪くなったりはしないとは思いますが、それもいつまで続くのやら。

 

・・・。

 

どんどん話が逸れていきそうなので、今日はここまでにします。