メタル、音楽、日々のこと。

なんとか生きている人と音楽

鬱から完全復帰すべく、頭と気持ちの整理の為にも色々書いてたりします。あと時々音楽の話。

昼下がりのヒップホップ - Arrested Development

日も暮れてきたので、夜のパーティなどで主役になってくるものをテーマにしようと思うが、その音楽の1つが「ヒップホップ」だろう。

「ヒップホップ」というのは本来は音楽だけではなく文化の総称を指すらしい。 ニューヨーク・ブロンクス地区のストリートから生まれたヒップホップ・ミュージックは、背景故に今でも雰囲気や柄が悪そうな印象を持つ人もいるだろう。

今回はヒップホップを通してメッセージを伝える伝道師 SPEECH 率いる "ARRESTED DEVELOPMENT"

1992年にリリースされたデビュー・シングル "TENNESSEE" 及び、同曲を含む 1st アルバム "3 Years 5 Months And 2 Days Inthe Life Of" から有機的な音色で、夜の街よりも太陽の光と草原を連想させるような楽曲を武器にノリと雰囲気を両立させ、グラミー賞(日本で言うレコード大賞)新人賞など2部門を獲得する。

ARRESTED DEVELOPMENT - LINVIN'

 

中心人物の SPEECH が60~70年代のソウル・ミュージックを好む人なので、基本的にはバンドサウンドで、ジャズやソウルに当てはまる夜が似合いそうな曲もたくさんある(ジャンルの垣根なんか関係なし)のだが、危なそうな香りは漂ってこないのが、またいい。 (悪そうなヒップホップもカッコイイ曲はある)

5th "Heroes Of The Harvest" でも昼夜問わず両曲揃いだが、7th "Since The Last Time" では名曲 "I Believe In Miracle" をサンプリングした曲が、これまたカッコイイドキドキ 元々ヒップホップの文化では、DJが曲を繋げてかけているところに、それに「合わせて」しゃべるところから始まっていることらしいので、サンプリングとして先人達の曲に合わせてラップするというのも文化としてはごく自然の流れなのだろう。

 

ARRESTED DEVELOPMENT - DOWN & DIRTY

 

さて、SPEECH はソロでもアルバムを何枚も出している。 "Spritual People" , "Grown Folk Table" 等があるのでこちらも聴いてみてはいかがでしょうか。

 

ザ・ヒーローズ・オブ・ザ・ハーヴェスト

ザ・ヒーローズ・オブ・ザ・ハーヴェスト

 
SINCE THE LAST TIME

SINCE THE LAST TIME