日本の音楽はマイナーキーの哀愁を感じる曲が多いイメージがある。
昭和の歌謡曲やおぼろ月夜といった唱歌等がそうだろう。
そんな歌謡曲にも通じそうなノスタルジックな世界と、パンクのタイトなリズム、スピード感が合わさることで、新しいものに生まれ変わる。
いや、それを上手く組み合わせて表現したのが "UNLIMITS" というバンドだ。
UNLIMITS - さよならバタフライ
初期作の「夢幻シンドローム」、続く「トランキライザー」にもフランジア、茜唄といった曲があり十分に素晴らしい。
だが、しかし・・・。
バンドはメジャー・レーベルに行くと作風が大きく変わってしまうことが少なくない。(1枚目はともかく2枚目以降)
そして気が付いたらいなくなっている・・・UNLIMITS もその例にもれないタイプだとその当時は感じてしまった。
UNLIMITS- リリー(OFFICIAL VIDEO)
そんな中の去年、2014年にリリースされた「アメジスト」は原点回帰というより、むしろメロディ、演奏等の全ての面でレベルアップしてメロコアに戻ってきてくれた。
嬉しい以外の何物でもない。
個人的にはパンク~メロコアは40分程度でスッキリ、バシッと締めるタイプのアルバムが好みで、「アメジスト」はまさしくそれに当てはまり、これも好印象。
だからこそアメジスト・ツアーに行けなかったのが悔やまれる・・・(゚ーÅ) ライブでの演奏もしっかりしているバンドなのだ。
きっと楽しかったんだろうな・・・。
UNLIMITS ほど解散しなくて良かったと思うバンドもなかなかいない。
微力ながらこれからも応援していたいバンドの1つである。
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