ギターは泣いたり、唄ったりする楽器だ。
今回は文章で色々と書くよりも、まず動画を見てもらった方が早いだろう。
5分辺りから感情があるかのような表情豊かな音色、メロディラインを延々と(しかも飄々と)弾きまくり、これを「唄う」というのも不自然ではないように思う。
こんな音色を奏でるギタリストこそいれど、ここまで「唄う」感じは、中々いないように感じる。
さて、このギタリスト名を Derek Trucks という。
アメリカはフロリダ州の Derek は9歳からギターを始めたらしい。
Eric Clapton にも見出され、その Clapton 主催の Crossroad Guitar Festival にも出演したり、現代の3大ギタリストに名を連ねたり、グラミー賞も獲っていたり、と名実共に現在のトップギタリストなのだ。
Derek のギターは聴けば聴くほど面白い。
ジャンル的にもブルースからの影響が大きいように思えるが、ジャズ等の様々な音楽からの影響が感じられる、独自の世界を構築した唯一無二のギタリストなのだ。
もともとは自身のバンド、Derek Trucks Band で活動していたのだが、今は奥さんでもある Susan Tedeshi と共に Tedeschi Trucks Band で活動している。
Derek バンド時代のボーカルには悪いが、元々 Susan の声が好きだったのもあって、この2人の歌い手が交互に歌う今の形態のバンドのほうが大好きだ。
Tedeschi Trucks Band のスタジオ・アルバムは、1st "Revelator" , 2nd "Made Up Mind" 双方共に素晴らしいが、ここはライブ・アルバム "Everybody's Talkin'" を推す。
http://amass.jp/41407/ のリンク先にあるように、去年2014年6月7日、ニューヨークで行われたライブの音源が公開されているようです。
また、Derek Trucks Band 時代にも、"Lives At Georgia Theatre" などのライブ・アルバムがあるので聴いてみてはいかがでしょうか。
- アーティスト: Tedeschi Trucks Band
- 出版社/メーカー: Masterworks
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