日本語はラップに向かないとか、日本語のヒップホップ・ミュージック(以下ヒップホップ)はレベルが低いと言うのは、けっこう見かける意見な気がするが、韻の踏み方は英語よりもわかりやすい気もするし、1音に1文字しか当てられない言語の特徴(英語だと1音に1単語当てられたりする)も、よりリズムを細かくすることで、しっかりと対応していて十分に格好いい。
さて、そんな風に見られもして一昔前の勢いがなくなったかのように見えるヒップホップ界隈にも若手が次々に現れていたりする。
今は、その代表格が AKLO だろう。
まだアルバム2枚のキャリアだが、1st "THE PACKAGE" は評判が良いらしいし(聴いてないです、すみません(;´▽`A``)、2nd "The Arrival" も全曲通して捨て曲なしの名盤だ。
- アーティスト: AKLO(アクロ)
- 出版社/メーカー: LEXINGTON CO., LTD. / ONE YEAR WAR MUSIC
- 発売日: 2014/09/03
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ラッパーのアルバムの例に漏れず、様々なゲストを迎えたアルバムになっている。
KREVA , Kダブシャイン、SALU , JAY'ED , CRYSTAL KAY と多岐に渡る。
余談だが、ヒップホップはストリートのパーティ的な集まりからスタートした文化。
始めはそこで曲に合わせて MC がしゃべるだけだったらしいが、ここで、仲間と一緒にしゃべり合う(後にはラップし合う)ことが曲ごとにゲストを呼んだり、ユニットを組んでラップすることに繋がっているのではないかと個人的には思う。
さて、話を戻して、
ヒップホップはトラック(伴奏部分)のビートや雰囲気に乗れているか、とか、韻の踏み方が格好いいかだと思うが、この点が AKLO の格好いいところだと思う。
日本語ラップの到達点というタイトルにしてしまったが、
まだここも通過点になるのかもしれない。
ヒップホップ・ミュージックそのもののことも結構記したが、
AKLO は、これから夏にかけてイベントへの出演が
いくつか決まっているらしい。
また、最近のヒップホップ界隈のことや、2nd "The Arrival" の制作について語っているインタビューもあるので、どんな人がラップしているのか、少し垣間見るのも面白いと思う。
http://amebreak.ameba.jp/interview/2014/09/005124.html
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