今回は少し番外編。
漫画について。
このジャイアントキリング(以下ジャイキリ)というマンガはサッカーというよりも、(Jリーグの)クラブチームの全てを描いたといってもいいと思う作品です。
サッカーのことがよくわからなくても、各場面の切り取り方、描写の仕方が非常に巧いので、それだけでなんとなくカッコいいと思ってもらえるのではないだろうか。
試合の決定的瞬間を写真で完璧に撮れたらこんな感じなんじゃないだろうか、という描き方なんです。
サッカーだけじゃなく、スポーツ・マンガって選手が主人公のものが多いけど、ジャイキリは監督が主人公。
だからサッカーの(プレーの)基本がどうとか、ウンチクっぽい話が出てこないわけで、純粋にゲームがどんな風に展開していくか、を気にしていればいい。
つまり、試合を「観戦してる」ような感覚で読むことができるんです。
ETU(主人公率いるクラブ)のファンになってしまいそうです。
いや、既になってますね。
たぶん、この部分が大きくてサッカー熱が再燃してきたんだと思われます。
サポーターとかベンチ陣と一緒に熱くなってしまうんですよ。
こういうベンチの動きが描かれているのがまたいい。
個人的には元々サッカーをやってたので、その時は試合も観ていました。
それがサッカーをやめて全く観なくなってた時期があったけど、今では再びサッカーを観るようになった。時々やるようにもなった。
そのきっかけになったマンガなんですよね。
・・・
話が脱線してしまいました。
試合の様子や選手だけでなく、サッカーに関わる多くの人たちが描かれているのが素晴らしい。
- サポーター
- 元サポーター
- 町の人
- クラブのスタッフ
- 代表チームの人たち
等々、本当に色々な人たちが出てきて、今まで以上にサッカーを面白く観れそうな気がしてきます。
さて肝心のストーリーはというと、相手チームを戦略的に攻略していき番狂わせ(ジャイアントキリング)を起こしていく、そんな話になってます。
初めは戦略だけで試合に勝とうとしていきますが、どんどん強いチーム作りになっていき
そして、選手たちがどんどんカッコよくなっていきます。
(この辺りはマンガ的な面白さなのかもしれません)
小ネタも地味に面白い。
そんなジャイキリ、今後はどんな展開になっていくのでしょうか。
2016年2月22日現在で、あと数試合残っています。
強豪との試合も残っています。
優勝して終わりというベタな展開なんですかね。
それはそれで良いような悪いような・・・。
本当にいい監督はゲームを面白くしてくれる! 『U-31』原作者と俊英がタッグを組んだ、これがフットボール漫画の新スタンダード!!達海猛、35歳。イングランド帰りのサッカー監督。好物は大物喰いの大番狂わせ=GIANT KILLING!