タイトルからして大変失礼なのかもしれませんが、僕が「ポストロック」をよく聴くタイミングを考えてみた時に、やっぱりどこか人疲れしている時なのではないか?と思い至り、これを書いた次第です。
この記事で取り上げる音楽は、いわゆる「ポストロック」といわれるもの。
「ポストロック」とは何か?と
ちょーざっくりお伝えすると、
・メロディよりも音の響き方にこだわったロック
・リズムにこだわったロック
そんな風に言えると思います。
その「ポストロック」のバンドの多くに共通してそうなことが、彼らの描く世界には人間の主人公がいないように感じる点なのです。
それがおそらく、人疲れした時に聴いて癒される理由な気がします。
世間に流れる音楽というものは、ほとんどが「歌」ですよね。
人の声や、歌詞が存在するせいか、どの視点から見てみても人間が主人公になってるものに聞こえます。
なので、人疲れしていたり、鬱で絶不調の時にはメタルのように激しい音楽でなくても聴けない曲が多々あるのです。
正確に言うと、そんな時は聴くというよりも耳に入れてるだけなのですが…
それにも理由があります。
意識を自分の頭の中から音楽に移すんです。
雑念が湧いてきたら音楽に意識を移す。
その繰り返し。
ある意味でマインドフルネスなのかもしれません。
(これだけでひとつ記事を書けそうw)
歌が良いとか悪いとかいう話はしていません。
ただ別物だということです。
人が主人公になってる「歌」に対して、
「ポストロック」はあえて言えば、風景が主人公。
風景を俯瞰的に眺めている感じ、とでも言えそうです。
その風景の中に人がいることもあるかもしれませんが、あくまで風景の一部として写っている。
言葉で記すとするとそんな風に言えるのではないか、と。
美しい自然や街並みの映像に癒される感じに近いのかもしれません。
聴く時も、
「聴く」というよりも「浸る」に近い気がします。
メロディを中心に聴く音楽ではないので、そうなっている気もしますね。
という訳で、僕は曲名を覚えられてませんww
(申し訳ないです…)
個人的には、部屋を真っ暗にして聴くのがオススメです♪
(具合の悪い時にはただ流してるだけですが苦笑)
そんな「ポストロック」のバンドにも様々いて、
草原や夜景と言った風景でも、
水彩画的な世界もあれば、
幻想的に描いてるものもあれば、
宇宙、
幾何学模様など、
本当に色々な世界観があります。
ジャケットもステキな物が多く、
その世界観が描かれているとも言えそうです。
また、アメリカのバンドがやはり多いものの
意外と色々な国のバンドがいます。
お国柄の違いも音楽に表れているのかもしれません。
以下、よく聴いてるバンドとそのアルバムです。
65daysofstaric
アメリカ
Covet
アメリカ
Elephant Gym
台湾
Explosions in the sky
アメリカ
God is an Astronaut
アイルランド
イギリス(イングランド)
Moonlit Sailor
スウェーデン
sgt.
日本
sleepmakeswaves
オーストラリア
Tides from Nebula
ポーランド
Toundra
スペイン
他にも聴き込んでないバンドは多々いまして
紹介しきれません…。
The American Dollar
Califone
Collapse under the empire
Gifts from enola
If these trees could talk
MONO
Sigur Rós
The Six Parts Seven
This will destroy you
te'
僕はメタルにも多々、救われてますが、
やっぱり「ポストロック」にも大いに救われていると思います。
音楽って、素晴らしいです。
もっと重い音が欲しい方、
もっと暗い世界のほうが安心する方には
ポスト“ロック”ではなくポスト“メタル”をオススメします。
こんなジャケットの似合う音楽となっております。
Alcest
Agalloch
Isis (the band)
Lantanaquamara
Pelican
といったバンドを中心に大変、お世話になりましたし、純粋に大好きな音楽でもあります。
ポストロックでは「風景」と申してきましたが、
ポストメタルはどちらかと言うと、風景よりも幾何学模様だったり、人間の深層心理みたいな印象があります。
どちらにせよ、人間の主人公のいないような音楽という点は大差がないので、やはり、鬱や人疲れした時にはよく流していて、回復させてもらったことが多かった気がします。
ポストメタルに関しては、
Grumble Monster
“個人的ポストメタル探求〜重厚かつ芸術的な世界”
という、とてもよくまとめてある記事がありますので、そちらを読んでみるのも面白いかもしれません。