メタル、音楽、日々のこと。

なんとか生きている人と音楽

鬱から完全復帰すべく、頭と気持ちの整理の為にも色々書いてたりします。あと時々音楽の話。

静寂の世界を描くロック - ポスト・ロックまとめ1

轟音、故に静寂

そんな、音の世界がある。

歪んだギターの爆音の残響する感じに加えて、 どこか浮いた感じの透明感のある音を加えてやることで、そんな世界が登場する。

 

日本の残響レコード(ポストロックも多く扱ってる)はこういうところに由来してるのでしょうか。

 

日本にも OVUM , te' といったバンドがおりますが、オーストラリアの Sleepmakeswaves , アメリカの Saxon Shore , アイルランドGod Is An Astronaut 等々、世界各地におります。

 

これらはポスト・ロックといって、音の響き方にこだわったロックとでも言えばわかりやすいだろうか。

意外と透明感のあるキレイな音を使うのだが、 咆哮のようなギターの音色から、ドラム(特にシンバル)だったり、 バンドによってはシンセサイザーの音色を残響させることで、 轟音と共に(人のいない?)静寂の世界が広がることになるのだろう。

 

宇宙や夜空といった壮大な世界を描くような曲があれば、 静かな森の中みたく静寂がずっと続くバンドも曲もたくさん存在します。

 

 意外とジャケットが音の世界を表しているので、もう少し具体的にイメージをもってもらえるかもしれません。

 

例えば、sleepmakeswaves

In Today Already Walks Tomorro

 

Saxon Shore

イット・ダズント・マター

 

God is an astronaut

Age of the Fifth Sun

 

OVUM

joy to the world. ep

 

なんとなくでもお分かりいただけたでしょうか。

人間社会よりはどこか無機的な雰囲気を漂わせているのです。

 

他にも Explosions in the sky , Godspeed! You Black Emperor ,  65daysofstatic

等々、ストリングスやピアノが使われたり、表現方法の異なるバンドが実に数多くいるのも、このジャンルの特徴です。

 

 

余談ですが、何故かこの手の曲は公式の音源が極端に少ない。

そして、何故か長いタイトルの曲が多いです。

それだけ、ピンポイントで世界観を創るからでしょうか。

 

 

今回は、超ざっくりとポストロックの半分くらいについて記しにてみました。

また、どこかでもう半分についても記してみようと思います。

 

※アルバムを聴けていないバンドに関しては記しませんでした。