2015-05-01から1ヶ月間の記事一覧
轟音、故に静寂 そんな、音の世界がある。 歪んだギターの爆音の残響する感じに加えて、 どこか浮いた感じの透明感のある音を加えてやることで、そんな世界が登場する。 日本の残響レコード(ポストロックも多く扱ってる)はこういうところに由来してるのでし…
絵画にも人や風景が題材のものから、抽象画だったり、 ダリのようなサイケデリックなプログレッシブな世界まで、 本当に様々なものがあると思う。 音楽も、それに負けじとありとあらゆる音色で、ありとあらゆる世界を表現している。 こういった音はポスト・…
シンフォニック・メタル、ゴシック・メタル そう呼ばれるジャンルでは女性ボーカルであることが多い。 そこに男声グラント(デスボイス)がいて、ツインボーカルという形は このジャンルの初期からあるスタイルだ。 それを高次元で用いて、世界的に名を馳せ…
デスメタルと聞くと、激しすぎてうるさいイメージを持つ人も少なくないと思う。 だからといって、デスメタル全てが騒々しい世界観ではない。 音色こそ大差ないにせよ、静的な慟哭を表現することに成功したバンドがいる。 メタル大国フィンランドの "INSOMNIU…
邦楽の注目株と思いきや中身は買おうか迷っているの第2弾となってしまいました (・∀・)/ さて1組目は ハルカトミユキ 日本の音楽シーンにおいて、時々現れる暗黒面を持った女性たちなのです。 (Cocco、鬼塚ちひろ、椎名林檎などが代表格ですかね) メジャーに…
Youtube で聴いていて、買おうかと迷い中の(ほぼ購入は決まっている)バンドを2組挙げてみる。 1組目は Lacco Tower ボーカルの声質も含めて繊細な世界をロックのダイナミックなサウンドで構築している、という一見矛盾したような事を上手くやってのけてい…
ジャケットがここまでに曲の世界観を表しているものは中々ないように思う。 このジャケットからどんな世界を想像するだろう。 どこかメルヘンチックというか、幻想的なイメージを持つのではないだろうか。 流れるアコースティック・ギターの音色に効果音に近…
スピーディなドラムに乗っかるメロディの心地よさ。 どんどん展開していく曲、その性急さこそがメロコアだとも言える。 千葉県出身の FOUR GET ME A NOTS もメロコアのバンド。 加えて男女ツイン・ボーカルでも珍しい中、このバンドは石坪泰和、高橋智恵、阿…
リズムに乗る、ではなく、リズムに「浸る」。 「酔う」と言ってもいいと思います。 テクノという音楽は、歌とは違ってメロディーラインよりもリズムが主役みたいな音楽だ。 Hiroshi Watanabe a.k.a. Kaito この人の曲は踊るというよりも、体を揺らしながらリ…
「韻を踏む(Rhyme)」というのは欧米や中国の詩歌によく使われる表現方法らしい。 現代日本、いや海外でも昨今ではヒップホップ・ミュージックで1番よく使われているのではないだろうか、つまり、ラップだ。 リズムに併せて韻を踏んでいくのは聴いていて実…
アメリカではカントリーも人気の音楽の一角をなします。 広大な大地を連想させるような、かつ、どこかのどかな雰囲気を持つカントリー。 よくある日常的なことも歌えば、恋愛ものなんかも当然あり、 賛美歌もカバーしたりする平和な音楽である。 フィドルや…
ギターは泣いたり、唄ったりする楽器だ。 今回は文章で色々と書くよりも、まず動画を見てもらった方が早いだろう。 5分辺りから感情があるかのような表情豊かな音色、メロディラインを延々と(しかも飄々と)弾きまくり、これを「唄う」というのも不自然では…
メタルの醍醐味はメロディアスなギター・フレーズやアグレッシブなリズムだと思う。 機械的ともいえるほど正確、かつ、スピーディなドラムとギター。 途中で、ブレイクダウンと呼ばれる重いリズムで一気にテンポを落とし急展開を見せる。 世界的に広がりを見…
ヨーロッパの民族楽器にはハーディ・ガーディ、バグパイプ、ブズーキ、フィドル、アコーディオン等々、日本で馴染みのあるものからなんじゃそりゃというものまで様々ある。 今回はその民族楽器特集である。 ・・・。 いや、間違いではないのだが、実はメタル…
日本の音楽はマイナーキーの哀愁を感じる曲が多いイメージがある。 昭和の歌謡曲やおぼろ月夜といった唱歌等がそうだろう。 そんな歌謡曲にも通じそうなノスタルジックな世界と、パンクのタイトなリズム、スピード感が合わさることで、新しいものに生まれ変…
音楽とは楽しいもの、ノリノリなもの、それを地で行くような大阪出身の女性ボーカルのメロコア・バンド DIZZY SUNFIST だ。 インタビューでも「とりあえず再生後1秒でテンションの上がる1枚」という言葉が出ているとおり、抜群に勢いのあるハッピーになれる…
陰陽座は大阪出身の「妖怪メタル」を標榜したメタル・バンドである。 妖怪と名の付くとおり、かなりの和風テイストが散りばめられている。 衣装に始まり、ツイン・ギターによるハモり、 アルペジオも多用する風情あるフレーズ、 漢字を多用する歌詞、それに…
音楽がここまで身近なものになっていなかったら、小説家になっていたのかもしれない、そう思えるバンドが2000年にメジャー・デビューした Bump Of Chicken が現れてからちらほらと生まれている気がする。 恋愛や風景なんかは今までもよく歌詞の題材になって…
日も暮れてきたので、夜のパーティなどで主役になってくるものをテーマにしようと思うが、その音楽の1つが「ヒップホップ」だろう。 「ヒップホップ」というのは本来は音楽だけではなく文化の総称を指すらしい。 ニューヨーク・ブロンクス地区のストリートか…