「エモ」という音楽がある。
ロックの1つの形で、ロックの力強さにどこか幻想的、叙情的なフレーズを重ねることで 繊細な、もしくはドラマチックな世界生み出していく。
バイオリン等の弦楽器やピアノを用いるバンドもいて、 より世界観を深く(壮大に?)創っていたりもする。
Local Sound Style は
現在、無期限活動中止のバンドなのだが
2枚しか出してないアルバムが共に名作である。
青森県は弘前市で別々にバンドをやっていた4人が東京で偶然出会うところから始まるドラマみたいな Local Sound Style の歴史も、どこか「エモ」っぽさを醸し出す気がします。
その「エモ」の中でも王道というよりも、もうベタな王道を突き進んだ。
となればシンプルな曲構成の中にエモいフレーズ、コーラスを散りばめているに決まっている。
1st "Doing It For The Kids" はバンドの1枚目らしい勢いというか、 粗削りながらもツボを付いてくる音の世界が展開されていて聴き応えがある。 シンプル故にエモさがすーっと入ってくるし、格好つけてない感じもすごいところ。
2nd "Hope" では洗練されたエモさをもった12曲が押し寄せてくる。 (ちなみにPVは両方とも HOPE から)
おそらく、真のエモ・ファンは 1st のほうを好むと思われるが、 個人的には洗練されていて、ずっと聴いてられるかのような 2nd がお気に入りだ。
そんなバンドが無期限の活動休止とは寂しい限りだが、 世に出したアルバムは消えることがない。
とはいえ、次々と出てくる新人バンドに埋もれていってしまう。 中古でも¥500程度で買えるのではないかと思われるので、 見つけた際には手にとってほしい、と思います。
(全然、バンドの関係者ではないですが)
ついでに記すと Local Sound Style のアルバム発売元
FABTONE RECORDS はエモの宝庫だった。
Waking Ashland(一時在籍?)
DREAM STATE
We Shot The Moon
EGNISH
あたりは本当に良いバンドなのだ。
- アーティスト: LOCAL SOUND STYLE
- 出版社/メーカー: FABTONE RECORDS
- 発売日: 2009/10/28
- メディア: CD
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