メタル、音楽、日々のこと。

なんとか生きている人と音楽

鬱から完全復帰すべく、頭と気持ちの整理の為にも色々書いてたりします。あと時々音楽の話。

多様性なんて、「まずは」趣味から学べばいい。

多様性、多様性、と最近はよく言われるし、
差別発言には周りが反応するようになった。

 

多様性を認める事は、多数派の人間にとっても精神的に自由になる事だと思う。

※一般的にどう思われてるかは知りません。あくまで持論です。

 

 

 

正直なところ、多様性ってよくわからなかった。

 

何故なら、
バイセクシャルを公言する女友達がいたけど、その部分に関しては詳しく話した事がなかったし、自分に直接的に関係ないところで存在する分には何の問題もない。
そのくらいにしか考えてなかった。

その程度で多様性を認めたことになるのならいいけど、実際は自分とは関係ないと思ってただけ。

 

ところが、上記の感覚に似たものが、実は身近なところにあると思った。

 

それは身近なもの。
趣味。
音楽、映画、アニメ等だ。
「まずは」そこから学べばいい。

 

理解できなかったり、嫌いな作品は必ずあると思うが、生活〜人生をかけてまでやる価値があると思ってる人がいる。
まずは、その事実だけでも認識する。

彼らが存在することは、周りがどれだけ否定しようとも変わらない事実だから。


好き嫌いとは別の話で、理解できないものも安易に遠ざけては何も広がらないし、深まらない。

 

逆に、
いい意味で想像を裏切ってくれる作品には感動だってする。

 

 

ここで1つぶっちゃける。


ラブライブみたいなアニメは自分にとっては何故か小っ恥ずかしくて1話とかMVを1つ見るのがやっとなのだが、友人は好きで、その話を聞いてると「なるほどー」と思ったりもするし、面白そう♪と思ったりもする。

それで見てみるのだが、でも、やっぱりいくつも続けて見る事は無理だ。
妙にドキドキしてしまって疲れるから。
何回、試してみても慣れない…。
もうそれはしょうがないと思ってる。


この話があったせいだろうか。
バンドリ!Roselia は好きになった。
D4DJからは Peaky P-key なんかも好きだ。
たしかに曲はよく出来ているけど、以前の自分だったら考えられなかった事だと思う。

このように広げていく事は楽しい事だと思う。
(キリがなくなるかもしれないが…)

 

音楽だけ見たって、ジャンルは訳がわからなるくらいに色々なジャンルがある。

 

 

ロック、

メタル、

パンク、

ジャズ、

ブルース、

クラシック、

カントリー、

レゲエ、

ファンク、

R&B

ヒップホップ、

テクノ、

ハウス、

EDM、

エレクトロニカ...etc

 

 

この中の例えばメタルを細かく分けていくと、

パワーメタル

スラッシュメタル

シンフォニックメタル

メロディックデスメタル

シンフォニックデスメタル

フォークメタル

ブラックメタル

メタルコア

デスコア

…etc

と、軽く10倍には増えるんじゃないかというくらいジャンルが存在する。


これら全てに精通している人がいるんだろうか?と思ったら、

多様性の話と似ていると思った。

 

でも、音楽だったら、好きなアーティストじゃなくても「へぇー、こんなバンドが人気あるのねー」くらいで済ませられる事が多いと思うし、曲という形になってから触れるので、見た事も聴いた事もない新しいものとして、ものすごいインパクトがある場合も多々ある。

その分、理解を広げるのには難しくないと思う。

 

もう1つ、ぶっちゃける。


自分は20歳くらいまではジャニーズやモーニング娘。みたいなアイドルが大嫌いだった。
そんな人たちが日本の音楽のチャートで1位を取るなんて、日本の恥だと思ってたくらいで、マジで、○ねばいいのにとすら思ってました…苦笑

 

この話が過去形になったのは、20歳くらいの頃に自分の周りに初めてジャニオタの友人が現れたから。

 

最初は何故に毎回のように嫌いなジャニーズの話を聞かせられなきゃいけないのか!?と思っていたが、よくよく話を聞いてみると、自分とは明らかに目の付け所が違った。

 

それは衝撃的だった。

 

それまで、マジで死ぬほど大嫌いで、目にもしたくないくらいな存在だったジャニーズを、その友人の視点で見てみると、もしかすると魅力的に見えるのかもしれないと思えたから。

 

そう思えたのはもしかすると、その友人が愛想も良くて美人で、もっと仲良くなりたいから話を聞いてみようと思ったからなのかもしれない。

 

でも、衝撃的だった。

世界が広がった感じがした。

だからといって、ジャニーズの曲をわざわざ聴いたりはしない訳だけど、魅力がある事はわかった。

 

そうやって、価値観を広げていく事は楽しい事だと思う。


広げたって、1番好きなバンドはこの15年くらい変わってない。
自分がブレる事はないと思うし、逆にブレるほどの衝撃があったら嬉しいとさえ思う。
たぶん、今までで1番感動するくらい心に残ると思うから。

ロックだって、白人の世界にはなかったブルースが生まれて形になり、進化したもの。
それ故に昔は黒人がリリースした曲を、わざわざ白人が歌い直して売り出すなんて事もしていたらしい。
今では考えられない話ですけど…

 

こんな感じで価値観が広がれば、多様性を認めていく事も少しは簡単になるんじゃないかと思う。

加えて人生に楽しい事が増えるし。

もし毎日が楽しくなかったり、イライラしていたり、恨みに思ってる事があるのなら、何でもいいから見たことないものを見る、聴いたことないものを聴く、それで価値観も変わるのではないか。
感動するものになんて、簡単に出会えるものではないけど、探す価値は大いにある。
ありまくる。

 

 

ただ、趣味でもDIYで木工といった話になってくると使い方を少し間違えるだけでも危険な工具もあるから、正しい使い方は存在する。
そこは白黒ハッキリしていて、間違えてはいけない。

人によって異なる価値観の話じゃなくて、使う人全てに共通する安全面の話だから。