メタル、音楽、日々のこと。

なんとか生きている人と音楽

鬱から完全復帰すべく、頭と気持ちの整理の為にも色々書いてたりします。あと時々音楽の話。

売れているバンド(音楽)、ジャンルを作るバンドに共通すること

音楽がアホみたいに好きなので、 いつでも、いい音楽、いいバンドに出会いたいなと思っている。

 

じゃあ、いい音楽、いいバンドって、なんぞや!?

という話になる訳だけど、

 

・表現したいこと(伝えたいこと)が明確なもの

・曲の持つイメージがメンバー間で統一されているもの

様々な音楽を聴いてきて個人的にはこの2つだと思う。

 

最近はインディーズのバンドもみんな上手くて、 一昔前と比べると演奏レベルが格段に上がっているのではないかと思う。

じゃあ、その全てがいいバンドかと言うと、そうは思えない。

事実、キレイなメロディだったり、格好いいリフ、といった 素晴らしい「パーツ」はどこのどんなバンドでも取り入れているのだが、

それをやって、何がしたいのかが解らない(漠然としすぎている) バンドが多くいるのも事実だと思う。

 

「格好いい」というイメージにしたって、人それぞれだが、 みんなが同じ「格好いい」だけは共有しているものの、 実は全員、思っているイメージがバラバラ、なんてのも少なくないように感じる。

ドラムはこう叩きたい、ベースはこう弾きたい、ギターはこう弾きたい。 これらが高いレベルで噛み合ってこそ、いい音楽だろう。

みんなが自己主張や目立つことばかりでは曲は成り立たない訳で、 どうしてもやりたいのであれば1曲の中でやらなければいい。

 

シンプルなことをやっていても、

格好いいバンドは格好いい。

 

 

1つ1つの「パーツ」がどんなに良くたって、何でも詰め込んだらめちゃくちゃだろう。

一見、格好よさそうに感じたりはするんだろうけど、 それはハッキリとは伝わらなくても、何となくは伝わってしまうもの。

 

その曲に本当に必要な要素だけ残して省くのも大事だ。

 

10年、20年続くバンドはこの辺がしっかりしているように感じるし、 中心人物が仕切っていて成立しているバンドも同様に思う。

メンバー全員が完璧に同じイメージを持っている、 なんてことはないだろうけど、大枠は絶対にぶれていないだろう。

 

おそらくだが、ド素人でも何がやりたいのかハッキリしているバンドのほうが

もしくは「俺、格好いいだろ」なナルシストでも明確でありさえすれば、

ただ単に上手いバンドよりも断然に面白いと思う。

 

やりたいこと、テーマが明確であれば、 歌詞やメロディ、コード進行といった曲の「内容」を表現しなくても、 大道芸に近いかのような「パフォーマー」というか 「ライブバンド」という立ち位置も1つの選択肢になってくる。

(バンド独自の言葉を使ってた人たちもいたし)

 

○○っていうバンドが好きで、その○○みたいになりたいのであれば、 完コピくらいに似ていても潔くやってしまえば良いと思う。

(そんなバンドがパンクには意外と少なくないと思うが。)

 

逆にあれも好きだし、これも好きだし、でジャンル関係ありません と言っているバンドのほうが信用ならないように思える。

言った言葉が全てではないのだが、そんなバンドは 2枚目のアルバム以降で方向性が定まらなくなっていって 気がついたら解散してました、という傾向があるように思えるのだ。

 

毎回のように作風が変わっても、いいアルバムを創るバンドもいるがごく少数だろう。

その場合、色々と変わっていてもバンドの「売り」の部分は変わってないように思う。

長く続けていけば「売り」が増えることもあるかもしれないが、 大抵は「売り」にできるは1つだけなんだと思う。

でも、その1つが確立できた人は強い。

 

現状、ここに記した内容を感覚でわかっている人たちだけが 上手くいっているような気がしている。

これを頭で考えて、練りに練りまくって、 いい音楽(バンド)を創る人たちがいてもいい。

 

長々と記しましたが、あくまで個人の主観です。

ですが、ここに記したような観点で音楽の話をしていけたらと思っています。