民族楽器とトラディショナルとメタル - ELUVEITIE

ヨーロッパの民族楽器にはハーディ・ガーディ、バグパイプ、ブズーキ、フィドル、アコーディオン等々、日本で馴染みのあるものからなんじゃそりゃというものまで様々ある。

今回はその民族楽器特集である。

・・・。

いや、間違いではないのだが、実はメタルの話になる、その名もフォーク・メタル。

スイスのバンド ELUVEITIE は、笛メタルとして知られている、この道10年のバンドだ。

ELVEITIE - Call Of The Mountain

聴いていただくとわかるように、メタルという音楽は実に懐の広い音楽で前回記事のオーケストラのみならず、実に様々な楽器とも相性のいい音楽なのだ。

ELUVEITIE - Inis Mona

何故か、このフォーク・メタルはデスボイス（グロウル）を多用するので、 聴くに堪えないという人もいるだろう。

私もそうだった、なんでこんなにカッコイイ曲なのにボーカルがこうなんだと。

そんな人たちに提案したい、デスボイスは楽器隊の1人である、と。

つまり、この曲は歌ではなくインストゥルメンタルなのだ、と。

そう思って聴いてみてはいかがでしょうか。

私はこれで聴けるようになった。 そして今では（良いのか悪いのか）好物である。

話が脱線してしまった。 この ELUVEITIE 、ありがたいことに民族音楽全開の "Evocation" というアルバムも出している。

ELUVEITIE - Omnos

さて、これ以外にも、森（酒）メタルの KORPIKLAANI , イスラエルの ORPHANED LAND , パイレーツ・メタルの ALESTORM , スペインの MAGO DE OZ 等々がいて独自の世界を築いているので聴いてみるのも如何だろうか。

オリジンズ