タイトル通り、文字通りに空気を読むことに自分のエネルギーを使わなくなってる自分がいます。
3年くらい前までは確実に空気読むのに、かなりのエネルギーを使っていた気がするんですよね。
その代わりに何にエネルギーを使ってるかというと、周りを見ることに使っています。
が、
・何でそうできるのか?
・何でできるようになったのか?
とか、考えたことがありませんでした。
その結果どうなってるか、と言うと自分は楽だし、人との関係性も良くなっている気がしています。
おそらく関係性が良くなったのは自分が変に力んでないから、前よりも丸く見られることが多い感じなんですよね。
なので、少し振り返ってまとめてみようと思います。
※自分は空気を読めなかった人間なので「空気を読む」ことを間違って捉えている可能性があると思ってます。
目次
●そもそも「空気を読む」とはどういうこと?
●何故に空気を読む〜読めないで困る人がいるのか?と考えてみた。
●空気を読むのが得意な人たちのコミュニケーション方法
●もうひとつのコミュニケーション方法
●空気を読めない人間がやってきたこと
●防波堤〜会話以外のできること
●終わり〜読んで頂きありがとうございました
●そもそも「空気を読む」とはどういうこと?
ネットで調べると以下のようなことを指すらしいです。
空気を読む(Weblio辞書から引用)
その場の雰囲気を察すること、暗黙のうちに要求されていることを把握して履行すること、などを意味する表現。
なるほど、という感じですかね?
それとも…どうでしょう??
本来、空気を読むことにはメリットも大いにあると思っていて、日本は3.11のような災害でも暴動が起きないどころかみんな列を作って買い物に並んでいるのは海外からは衝撃的だったのか、絶賛されていた記憶があります。
日常でも、駅のホームに列を作って並ぶなんて、多くの人は誰からも教えてもらってないと思うんですよね。
(うちの田舎にはそんな日常はありませんが笑)
そこで我々は周りの人がどうしているか、から判断して自分も並ぶ。
これも「空気を読む」ことのひとつかと。
ですが、これらは外国人でも多くの人ができていることな気もします。
(自分は日本に来ている外国人しか会ったことがありませんが)
●何故に空気を読む〜読めないで困る人がいるのか?と考えてみた。
さっきの駅のホームじゃないですけど、本来、我々は常に色々なことを察しながら学びながら、空気を読んできたはずなので、何らかのきっかけがあれば変化に対応していけるんです。
ただ、この変化をネガティヴに捉えてしまうと、人が入れ替わる=空気が変わってしまう可能性が高くなる=自分の居心地のいい場がなくなってしまうのではないか?という不安から空気を絶対視してしまうのではないかと思いました。
そう思った理由は、空気を読むことに重きを置いそうに見える人たちに二つ、共通の傾向が見えたからです。(あくまで自分が見てきた範囲内ですし、傾向の話)
・新しい人をあまり仲間の輪に入れたがらない。
(同じ空気感と思える人は別)
・かなりの確率で共通の敵をつくる
(あの人おかしいよねー的な話題とか)
単純に一度作った空気に染まっていたほうが楽だから変えたくない、というのもあるのかもしれませんが、何にせよ変化に対してあまりいいイメージを持ってない可能性があるのかと。
(正確に言うと変化させられることに対するよくないイメージ)
●空気を読むのが得意な人たちのコミュニケーション方法
こういった人たちのコミュニケーションには特徴があるように思います。
よく言われてそうなものですが、ニュースとか雑誌とか(今はSNS?)といった周りの人と話が合うような話題を持ち合わせる、とか、ノリの良い会話スキル(お笑い的なもの)を身につけることで、とにかく会話の数を増やすことで仲良くなっていく方法かと。
挨拶だけの関係から、少し天気の話もして、何度かそうしているうちに、そういえばさー…ってなっていくことが多いんでしょうか?
それとも、学校だったら例えば体育の授業か何かで一緒にやる事があって仲良くなったりしていったでしょうか?
いずれにせよ、会話のきっかけとなる部分は当たり障りのないところだし、とても身近なところからですが、そうした会話の中で、あの人のノリが面白い、とか、この人の話は分かりやすい、受け入れられやすい内容等の要素から空気が出来上がっていくのだと思います。
(おそらく同様にスクールカースト的なことも決まってきてしまうのかと)
人が仲良くなるパターンとして間違ってはいないんでしょうけどね。
タチが悪いと感じるのは、世の中には上記のコミュニケーションしかできなさそうな人が一定数いること、と、大勢で話題にできない事を話し始めると茶化されたり、真面目か!?と言われたりブレーキをかけられる事のなどがわりとよくありがちだったりします。
(おそらく誰もが意識的にやってる訳ではない)
社会人になると他世代と関わるせいか、わりと見なくはなりますけど、それでも全然いますからね。
リーダーとか何かを伝える、説明することがある人が、上記のコミュニケーション方法に偏ってしまっていると、さらに輪をかけてタチが悪かったりする時があるんだろうな、と思うんですよね。
仕事内容の把握力がまるっきり違うように見えますし、説明が伝わらなかった時の対応の仕方にかなり差が出てきている印象が強いです。
(ほとんどの人が理解できてる内容なのに理解できない奴が悪いという話にしがち等)
この事から自分が考えたのは、空気を読むほうが大雑把な把握でいいんだろうな、と。
逆に自分みたいな空気を読めない人間は、大雑把では理解ができないので、もう少し何か隙間を埋めてくれないと何を話していいのか決められない、分からないという事なのかもしれない、と思った訳です。
空気を読むって言うのは多数派でいられたら、それでヨシとしてしまいやすいのかもしれませんね。
正直言って、コミュニケーションの性質が違うだけなんですけどね。
何が違うかって、
ご自身が人間関係において
広く浅く付き合いたいのか?
それとも、
狭くてもいいから深く付き合いたいのか?
によって変わってくるんだと思います。
●もうひとつのコミュニケーション方法
片方は上記の「空気を読む」のをベースにしたコミュニケーション方法だとして、もう一方はお互いが思ってることをベースに会話を噛み合わせていく方法。
例えば、趣味の話で意気投合する時なんかはそう。
自分の中から出てくる言葉で相手に伝えて、それを元に相手も話を返してくれて…的なことがあって話が弾むと一気に距離が縮まった感じがしたりするんですよね。
実はこれって、自分の中から出てくる言葉が確実に必要なので空気を読んで"ばかり"の人には意外と難しい事なんです。
(もちろん世の中には両方できるスーパーな人もちゃんといらっしゃいます)
だから、けっこうな割合の人が「空気を読む」のに終始し、コミュニケーションを取りやすい相手とばかりと関わるんだと思います。
空気を読める人にとっては間違いなく安牌ですからね。リスクはないですよ。
別の言い方をすると、世の中の仕組みって、ある程度以上の人数が対応できるものになってないと機能させられないから安牌しか取れないとも言えそうです。
それを日本はかなりの部分を空気に頼ってきたのかもしれません。
じゃあ僕みたいな空気を読めない側の人間はどうするべきか?
アドバンテージを活かしていく方向しかないと思います。
●空気を読めない人間がやってきたこと
ここからの内容は例えば自分がやってきたことを記しておきます。
あくまで参考程度にしてください。
僕の場合はつい色々なことを考えてしまう人間なので、考えるのは止められない前提にして進めていった話だったりしますので。
分からない事柄の話をされたことがあって、ある時、頭に思い浮かんだのが「どうしてこの人はこんな事柄に出会えて自分は出会えなかったんだろう?」ということだったんですよね。
なので「好きになったきっかけってあったんですか?」と聞くようにしてます。
もう、会話の流れから質問する内容を考えるんじゃなくてテンプレートみたいなものです笑
こう言われたら、こう返すみたいな笑笑
でも、どう見ても自分の頭から出てきたことなので嘘ではないんですよね。
なので、例えばこの質問があるだけで楽になりますし、また困った時に同じように自分の頭の中に生まれた言葉を吸い上げればいいや、と思えるんです。
そして、次に活かせばいい。
となると、気づいた方もいるかもしれませんが
聞く側にも質問力みたいなの必要??
そもそも誰と仲良くなるのって運ゲーじゃね??
って思いましたか?
確かにそうかもしれません。
が、その前に望む関係性が広く浅くなのか、狭く深くなのかで、明らかにコミュニケーションの質が違うので、苦手なほうで80点以上とかは無理ゲーなんじゃないか?と思う訳です。
なので、得意なほうは80点以上を目指して、苦手なほうは赤点とらなきゃいいやー、くらいで考えていますw
もう一つ気づいた方もいるかもしれません。自分自身の観察をしているということに。
この観察は今の自分にとってはマジで重要なことだし、仮に発見が無かったとしても、観察するには誰かと話していてはできないので1人でいる理由を(自分の中に)作れたりして、気が楽になる側面もありました。
(頻繁にやっちゃうとただの変な人に見られそうですけど)
・良いことがあった時には、なんで良いことって思ったんだろう?
・悪いことがあっても、何でイヤな気分になったんだろう?
・人の行動をいいなぁと思ったら、何でいいと思ったんだろう?
と何があっても観察できるんです。
しかも帰ってからでも、電車の中でも、お風呂の中でも、いつでもできるんです。
そして、どこかで腑に落ちる理由が出てきます。
すぐに見つかるとは限りませんが笑
これは自分の得意不得意を知っていくことは繋がっていった気がします。
ただし、絶対に間違って欲しくない注意点があります。
ここで言う観察では一度で結論を出すことは絶対にしません。
何度も何度も観察しつつ、自分の傾向を探っていくんです。
ある意味で言えば、宝探しみたいなもんでしょうか。
あえて宝探しと言いましたが、見つけるものが宝かどうか分からない前提の人が1番楽しめるんだと思うのです。
(おそらくワンピースってそうですよね)
なので、元々ダメだと思ってたけど、やっぱりダメだった的などちらかに偏った観察も絶対にしません。
逆に良いものが見つかる前提でもやりません。
大したものが見つからなかったら、すぐに失望して辛くなってしまうからです。
あくまでフラットな状態からの観察をして、探り続けていくんです。
これらを間違えて思考の沼にハマってしまうとエクストラハードモードとかナイトメアモードとかの50段階くらい上の難易度に勝手に突入してますのでww
そうなると、まずは抜け出すだけで時間も体力も膨大に必要になりますww
これだけはマジで気をつけてください。
(経験者は語るww)
●防波堤、会話以外のできること
何のこっちゃ?と思うかもしれませんが、空気を読めない人間が確実にやっておいて良かったと思うことがあります。
それは仕事を全力でやること。
朝から晩までフル回転という意味ではなく、やる気の問題ですね。
例えば
・分からないことがあったらすぐに聞く
・悪いこともしっかり報告する
(チクることはしてない)
・できない理由から入らない
などでしょうか。
今、聞けないのであればいつ聞いていいか?と話すこともやりながら覚えたりしましたが、色々と人に教えてもらうことが周りと比べて多かったのか、特に新人の時にはめちゃくちゃ気に入ってもらえてました。
できない理由から入らないというのも、即やります!とは言わずに事情を説明してもらったり、やり方の検討の時間をもらうようにある時からなりました。
(できない事もやりますって言い切って困った事もあったので苦笑)
そのおかげか同世代とは特に仲良くはなれなかった職場でも何かあった時に上司は味方になってくれることが多かったです。
今思うと、結果的に上司のやって欲しいことはやってたんでしょうね笑
●終わり〜読んで頂きありがとうございました
それで、ここまで読んでくれた方にぶっちゃけた話をすると、こんな駄ブログにまで辿り着いてくれる人は、おそらくですが、どちらかというと空気を読むほうが苦手で自分のことのほうが感じ取りやすいタイプなんじゃないかと思ってます。
空気を読む〜読まないの話って、かなり最初の段階で空気を読んでる側に付けるかどうかで決まっちゃうと思うんですよね。
しかも修正が中々できなくないですか?
(自分だけ??)
できてたら最初から空気読んでやってるわ!?という話ですしね笑
いわゆる社会人だと空気読める人間のコミュニケーションがどうしてもメインだから、何かのきっかけに自分の好きな〇〇に興味がありそうな人を見つけていくしかない。
(いや、コミュニケーションスキルの高い人はきっと色々なやり方を知っているのだろう…)
それがイヤなら1人で仕事するしかない訳で。
少しずつ自分の要素を出したり、相手のことを聞いたりしていくのは必要なんだと思います。
お互い他人からスタートするので、相手のことは分からない部分が圧倒的に多いじゃないですか。
なので、仕方ない部分はあるかとは思いますが、多少は踏み込まないといけない訳です。
さらにぶっちゃけると今まで出来なかったことが、今日、明日、急にできるようになる事もないんですよねww
なら同じ踏み込むにしても、苦手なフィールドよりは、得意とは言わないまでも苦手じゃないフィールドに行けたほうがいいとは思いませんか。
少しずつ、少しずつですけどね。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
もし、感想あれば教えていただけると嬉しいです♪