いつまで経っても政治家と裏金の問題は無くならない。
政治家は儲かるとか言うけど、そのお金はやっぱり私欲の為なんですかね?
正直言って政治家、特に国政レベルはお金が必要だと思う。
秘書
教養
この2つのことだけでもかなりの額が飛びそうだから。
今回、本題にしたいのは「教養」の方なんですけど、まずは「秘書」のほうから書いてみます。
公費で雇える秘書は国政周りのことをやらないといけないようだけど、じゃあ選挙基盤の地元のことは誰がいつやるのか。
私設秘書なんですよね。
そんな秘書を雇うのに年間200万程度で済みますか?
それなりの格好もしないといけないでしょうに。
将来、政治家を目指すのに良い環境だから安くてもいい?
それじゃただのブラック企業じゃないか。
優秀な人がそんな苦行を好んでやるだろうか?
さて、続いて本題の「教養」について書いてみようと思う。
「教養」とはなんだろうか。
コトバンクによると、以下のことらしい。
㋐学問、幅広い知識、精神の修養などを通して得られる創造的活力や心の豊かさ、物事に対する理解力。また、その手段としての学問・芸術・宗教などの精神活動。
㋑社会生活を営む上で必要な文化に関する広い知識。「高い教養のある人」「教養が深い」「教養を積む」「一般教養」
ようは見識の広さと人間力みたいな話なんだと思う。
果たしてこれらは座学で学べるものだろうか?
間違いなくNOの部分が圧倒的に多い。
まず政治家になるのに多くの人に信用してもらえないといけない訳だけど、1番には実行力を示す必要がある。
当然、人と関わる。
人と関わる以上、正論だけでは動くものも動かないですよね。
じゃあどうするか。
関係者たちに話を通したり、聞きながら調整したり、と言ったことをしながら信用を勝ち取っていかないといけないのだろうけど、ここで間違いなく学びも必要になる。
必ず複数の業界と関わることになるから。
自分の経験した業界なら詳しいかもしれないけど、他の業界のことは無知、それでは広い範囲で信用は得られないだろう。
そこで学ぶ力は非常に大事なのだと思う。
学歴と共通するものがあるだろう。
となると、良い高校、良い大学と進むのが確率が高い。
(最初から政治家を目指してない人たちも意外といそうだけど)
当然、お金がかかる。
と言うことは、高所得者層の出身である可能性が高くなる。
イコール、習い事をさせられる家も多いだろう。
となると共通の話題はサブカル的なものとはなりにくく、様々な知識や教養が必要になってくる。
欧米文化のものも含めて。
(むしろ欧米文化がメインかもしれない)
このような教養が大事な理由はおそらく国内だけじゃなく海外も同様で(むしろ海外のほうが大事と思われてそう)、そこで相手にしてもらうには間違いなく、様々なことを知ってないといけないと思う。
特に相手国の食文化とかは非常に大事だと思う。
何故なら国際政治には会食というものがついて回るから。
そこでマナーも食文化も分かっていなかったらどのように見られるか。
明治時代の不平等条約とまではいかないだろうけど、一流の人がいる国とは見なされにくくなるだろう。
幸か不幸か、明治以降の流れは欧米が欧米だけでルールやマナーを決めているような世界なので、対等につき合うのなら、頑張って合わせないといけない面も多々あるのは仕方のない事のように思う。
文化的なものを本当の意味で学ぶには本物を体験する必要があるから、当然ながらお金もかかると思われる。
ただ高いスーツを着たり、食べたりするだけでは成金で表面しかないハリボテのようなもの。
本当に教養を身に付ける為にはそれなりの事を経験しないといけないはずなんですよね。
だから、例えば料亭なんでしょう。
海外からしたら、日本を代表するような日本人が日本の(食)文化を知らないのはあり得ないでしょうし。
(格式の高い店、長年の信頼のある店のほうが詮索されないというのもあるとは思う)
民間だって情報漏洩には規則があるくらいなんだから、国政だってあるだろう。
むしろ無い方がやばいと思う。
時間だって限られる中だから、庶民の感覚なんて優先順位が低くなるのは仕方ないと思う。
という訳でお金は政治家にとってものすごく必要なものなのだから、もしかすると今回の裏金の金額は桁が違ってもいいんじゃないかとも思う。
国政の中心にいる人たちの裏金ですからね。
(方法が良いか悪いかは置いといて)
というのが、これまでの政治ではないでしょうか。
明治以降の日本はやたらと経済成長を気にしてます。
明治の時代なら、植民地にされないようにという大義名分が存在した訳ですが。
当時は洋装ができないアジア人は猿みたいに思われていた節があるようなので、国際政治の場に出るのに日本である事を貫いて、和服の正装で望むようなことは良しとはされにくい。
その流れがあって、欧米諸国(世界)のマナーを守る人たちという印象を持ってもらうことが大事なのではないかと思います。
それだけ欧米と対等というのは日本人にとっては大事な命題だったみたいです。
これらの事が伝わらないのは、ある意味ではマスコミのせいなのだけど、ある意味では違う。
マスコミというのは国民という不特定多数に伝えないといけない存在。
(存在意義としても、食い扶持としても)
となると、分かりやすい話のほうが早い。
というよりは分かりやすい話しかできないと言ったほうが良いと思う。
何故かと言えば、ほとんどの日本人は、ここまで書いてきたような内容を知らないだろうし、高学歴や教養を本当の意味で学ぶための食事や習い事なんかは金持ちが贅沢しているだけ、と感じる可能性が非常に高い=逆効果だと思うから。
実際にそうなってますよねw
多くの人は難しい真実よりも、分かりやすい話を優先してしまいがち。
それも仕方ない。
1番大事なのは目の前にいる家族や仲間だったり、給料だったりする訳ですから。
自分とは遠いところにありそうな難しい話を理解するのに時間も労力もかけたくないんですよね。
ましてや、感情的に許せないような贅沢に見える事なら特にそう。
自分たち庶民は苦しんでるのに、贅沢してるのかよ💢と簡単に思ってしまう。
それが人間というもの。
それなら治安の為にも当たり障りのない内容にまとめておいて、結果で示していくのが良いんでしょうね。
実際に経済成長させて国民にもおこぼれを渡せるようにするって事です。
治安が悪い国だったら、おそらく欧米(世界)からはなめられますから。
つまり、国益にならない訳です。
その状態で日本は高度経済成長なんて達成できたんでしょうか。
内需だけである程度のところまではいけた可能性はありますけど、今のような世界のトップクラス(一時はナンバーワン)まで果たして行けたでしょうか?
どっちが良かったのかは分かりません。
ここに書いている内容は聞きかじってる内容(一応、国政政治家の秘書から聞いてることではある)から判断しているだけなので、間違っている可能性もあれば、僕が見えてない知らない部分も多々あるのは間違いないです。
だから政治家の考えてることは本当に私利私欲だけなのかもしれませんww
でも、その判断も信じたいことが優先されてしまうんですよね。
結果、政治家と庶民は理解し合えないということになってるのではないかと思ってます。
加えて、庶民の代表者的な存在がいない(弱い)ので、利害調整すらままならないのだと思ってます。
お互いにお互いのことを知らないままなのは変わらないので、実際にはどうしていくのが良いんでしょうね。
こんな文章を最後まで読んでいただきありがとうございました。